●人間は希望的動物なり
人間は希望的動物なり。かれにありては前を望むは自然にして、後をかえりみるは不自然なり。希望は健全にして、回顧は不健全なり。「後にあるものを忘れ、前にあるものを望む」と罪を忘れ、疾病を忘れ、失敗を忘れ、怨恨を忘れ、神と生命、成功と愛に向かって進まんのみ。
―― 内村鑑三 [wiki]
- 希望は
希望はすこぶるウソつきではあるが、とにかくわれわれを楽しい小路をへて、人生の終りまで連れていってくれる。
―― ラ・ロシュフコー [wiki]
- 人間は
人間は、ときには誤謬を犯しながらも、足をのばして、つまずきながらも前進する。
―― スタインベック [wiki]
- 自然は
自然は回転するが、人間は前進する。
―― エドワード・ヤング [wiki]
- 過去にしがみついて
過去にしがみついて前進するのは、鉄球のついた鎖をひきずって歩くようなものだ。囚人とは罪を犯した者ではなくて、自分の罪にこだわり、それを何度も繰り返して生きている人間のことだ。
―― ヘンリー・ミラー [wiki]
- われわれはだんだんおとなになってくると
われわれはだんだんおとなになってくると、おとなの考えになってきて、抱いていたあらゆる希望が崩れてしまう。それは乾いた土に水がしみこんでいくようなもので、今までの希望はすっかり消えてしまう。人の世のはかなさを思うようになる。けれどもいくら希望が失われてしまったとしても、根こそぎうせてしまったのではない。少年時代には少年としての希望が、壮年時代には壮年にふさわしい希望が、老人にも老人らしい希望がある。つまり人間は希望を持っていないと一日としてこのはげしい生活に耐えて生きていけないのである。
―― スチーブンソン
- 人間を賢くするのは
人間を賢くするのは、未来への期待だ。未来の期待を心の内に失わない人は、いつも若々しいのだ。
―― 鶴見裕輔 [wiki]
- わたしの前に
わたしの前に道はない。わたしのうしろに道ができる。
―― 高村光太郎 [wiki]
- それ自体よい幾多のものが
それ自体よい幾多のものが過ぎさって行く。それは、過ぎるにまかせて、しいて取りもどそうと思ってはいけない。人生はたえまない前進でなければならぬ。すでにあったことの単なるくりかえしであってはならぬ。最後の瞬間まで、毎日毎日が一つの創作であるべきだ。
―― ヒルティ [wiki]
- いかに多くのひとびとが
いかに多くのひとびとが、汝より前進しているかをみるならば、いかに多くのひとびとが汝よりおくれているかを考えよ。
―― セネカ [wiki]
- 「よし」というためには
「よし」というためには、汗を流し、袖を捲りあげて、人生を両腕にしっかり抱え込まなければならない。死に直面しているときさえ、「いや」ということは易しいのだ。動かずにただ待っていればいいのだからね。生きるために待っている、かと思うと殺されるために待っている。意気地がなさすぎるよ。人間の発明したことだ。お前、樹木が樹液に向かって「いや」といったり、けものが自分たちの愛や狩の本能に向かって「いや」といったりする、そんな世界でも夢みているのかい? けものたちをごらん、みんな善良で、単純で、がまん強い。同じ道を互いに押し合いへし合いしながら勇敢に進んでゆく。
倒れれば次の連中が乗り越えて行く。安心して死んでいけるというものだ。どの種族も必ず子孫を残し、同じ道を同じ勇気を以って進んでいく、先に行ったものと全く同じように後につづくのだ。―― アヌイ




