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●性は

 性は、愛しあう二人が、単独者の世界を越えて、一対の意識を生み出そうとして異性を呼ぶ声です。異性へのやさしさです。たとえ子供であれ老人であれ、また独身であっても、人間であるかぎりあたためることができる心と肉体の一致点です。異性世界のありのままの姿を呼ぶ声です。性以外の原理でゆがませられることはいやだと、多くの障害をつらぬいて、異性をゆさぶりつづけている生ま身の声です。自分だけが満足したい心とからだの一致点ではありません。

―― 森崎和江

  • まず手始めに

     まず手始めに、女は男に対してもっと心を開こう。男に対して素朴な心を開けない女は同姓である女に対して変質的な嫉妬心が強いのが普通である。それは欲求不満の変形といえる。自分が異性に対して素朴になれない腹いせを同姓に対する八つ当たりで解消しているだけなのだ。素朴にふるまいたいという欲望はごく自然の事であり、それを抑圧されると、抑圧されていない人を憎む心が生ずる。他人の恋愛事件を不道徳だとそしる心理の多くは、不道徳であることを憎む心より、自分でやりたくて仕方がないことを他人がやったのが、癪にさわるのである。

    ―― 大庭みな子 [wiki]

  • 生きるための職業は

     生きるための職業は、魂の生活と一致するものを選ぶことを第一とする。

    ―― 阿部次郎 [wiki]

  • もともと人間の性は

     もともと人間の性は、リプロダクションの性とオーガズムの性との組み合わせによって成り立っているものなのです。もしも、人間の性行為が動物と同じように、子を生むだけが目的であるならば、そこには当然シーズン性があってもよいはずです。ところが現実の人間の性行為には、シーズン性は介在していません。まさにオーガズムの性こそ、人間の性と動物の性を遠くへだてる文化の産物といってよいでしょう。

    ―― 吉武輝子

  • 物質の影をやどさない恋愛は不滅です

     物質の影をやどさない恋愛は不滅です。なぜなら、そうした恋愛を経験する精神は不死だからです。愛し合うのはわれわれの肉体ではなくて精神なのです。

    ―― ユーゴー [wiki]

  • 男と女

     男と女――こうもちがった、しかも複雑な二人の人間が、互いによく理解し愛しあうためには、一生を費やしてもまだ長すぎはしない。

    ―― コント

  • ただの感興であるような愛の行為は

     ただの感興であるような愛の行為は反対物の間の相互破壊的な一種の摩擦であり、死の行為である。真に敵対的な反対物とのこの摩擦のうちには、極度の自己実現、自己感動がある。しかし、他との純粋な結びつきにまで自己を投入する愛の行為があって然るべきである。新しい子供を生み出す前に、愛する者同士の合一のなかに、その創造的精神のなかに、何か新しく創造的なものがなければならない。新しい子供の種を生む前に、まずわれわれのうちに新しい花が咲かねばならないのである。

    ―― ロレンス

  • 人が互いに愛し合っているのは

     人が互いに愛し合っているのは、そのことをもはや口に出して言う必要のなくなった時だけである。

    ―― デュプュイ

  • 友情と恋愛とは

     友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にする接吻を生み出すように。

    ―― ヘッペル [wiki]

  • 有声の声は

     有声の声は里に過ぎず。無声の声は四海に施す。

    ―― 淮南子 [wiki]

  • 人民の

     人民の声は神の声である。

    ―― トルストイ [wiki]

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